2009ジャパンシリーズ鹿児島・南さつま大会は3月29日、肌寒い南さつま市で開催されました。懸念された雨も降らず13時30分に男子エリートがスタート。
スタートから猛然とダッシュをかける。南さつまコースのシングルトラックは極端に狭く追越が出来ないので、シングルトラックへの飛び込み順番が勝負の分かれ目となった。
序盤シングルトラックへ飛び込んだのが竹之内 悠選手(TREK)、次に小笠原選手(TEAM OGA-STYLE CORRATEC)、ダブルトラックを含む道幅があるセクションは高速を維持しなければならず。降りとえいども脚休めが出来ない
Elite 9.9 SSLを駆るディラン・クーパー選手は3番手、先頭の二人を追う。
山本 和弘選手(cannondale)は4番手、今期投入のスカルペルでシングルトラックを軽快に駆けて行く。
斉藤亮選手(TEAM CORRATEC)は5番手、XC(クロスカントリー)スキーで鍛えた脚で、シングルトラックの加減速をマイペースにこなして行く、上位選手はこの順位のまま終盤へと進んで行く。
森の奥にある、すり鉢状の凹セクションでは各選手思い思いのライディングで通過していましたが、カメラを構えた私に気付いてくれた選手は、サービスジャンプを決め始めてくれました!
まず最初に韓国の選手がカッコ良くジャンプをメイク。要求していないのに各選手お約束のように飛んでくれました!こちらの画像はまた後日アップします。
さて、残り周回も後2周。竹之内選手と小笠原選手の間は極端に離れることも近づくことも無く、レースを消化して行きます。スピードが乗る区間なので竹之内選手も引き離しに必死です。
小笠原選手もハイスピードで猛追。ジャンプを低く抑えすり鉢セクションをクリア。
他のセクションに移動した時も、この二人の順位は変わりませんが少し小笠原選手が引き離されていました。このまま竹之内 悠選手(TREK)の優勝か !?と思われたのですが…
結果は小笠原選手のゴール前の猛スパートで優勝を手中に収めることに、ゴール寸前まで決着が分からない超熱いフィニッシュだったようです。
竹之内 悠選手は2009年J1表彰台の嬉しさに感極まっていましたね。おめでとう!
体調がすぐれなくても3位入賞。まだまだ上を狙えるディラン・クーパー選手、この表彰台をきっかけに今年はガツンとやるのではないでしょうか。
J1初戦にして優勝バイクとなったCORRATECのSUPER BOW TITAN(スーパー・ボウ・チタン)。この細身のフレームはクロモリの様なスマートさを見せていてカッコイイですね。今シーズン注目の一台です。
〆もやはり山田 大五朗(Team福砂屋FUJI)選手と野田拓司選手です。
野田拓司選手エキスパート優勝おめでとう。