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長崎平戸サイクリング 2【平戸オランダ商館】

平戸城で爽やかな朝の時間をゆったりと過ごしていると、平戸の街が動き始めました。
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次に目指すのは『平戸オランダ商館』です。
鉄砲を撃つために開けられた狭間(さま)から覘く商館。
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平戸城から北を望むと、海岸側にスマートな白い洋館を見付けることができます。『平戸観光ガイドステーション』から数分も歩けばたどり着けるので、観光始めのスタート地点に良いでしょう。
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平戸オランダ商館のある崎方町一帯は、1609年(慶長14)オランダ船が入港し、1641年(寛永18)長崎出島に移転するまでの約33年間、貿易港として栄える。
商館は当初、土蔵付き民家を借りてはじまり。その後周囲の民家を壊して、新たに建築。本館をはじめ、宿泊所、調理場などが整備されていきました。当時は、貿易の積荷を保管する倉庫も何棟も建築され、1639年には、日本で初めての西洋の石造建造物とされる 「1639年築造倉庫」として完成。
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現在の和蘭商館は、2011年9月20日に復元公開され、外壁は全てが石積み造りで、使用される砂岩の大きさは60cm×30cm×15cm、重さ約60kgの石を切り出しており、約21,000個が使用されています。
この石積は、壁の仕上げに漆喰が塗られるため、見学ゾーンを除く全ての石積みが隠れることになっています。

商館の内部は、2階構造になっており、床から柱まで樹齢700年相当の巨大な木材が使用される重厚な造り。展示品は、1階部分の撮影は可能ですが、2階は撮影禁止。
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入館して、まず目を引いたのが『徳川家康朱印状』。
徳川家康が発給した渡航許可証で、1609年に来航したオランダ使節に対し、日本のどこの港に寄港してもよいことなどが保障された証書。
400年前に書かれた渡航許可証が、目の前にあるってのがドキドキしますね。
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絵図には『日本唐国地図』なども展示。
広大な唐の国の、省から都市名まで細かく書き込まれており、異国の地名を随分と把握していた事実が分かります。また、九州の左上には『平戸』の文字が大きく記されていることから、重要な寄港地だったことも知ることができます。
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『復元された商館』と先程書きましたが、商館の建物は、雨風によって朽ちていったわけでなく、あるひとつの『VOC ロゴマーク』の標記が原因となり取り壊されることになったのです。
扉の上のアーチ要石
この『VOCアーチ石』は、唯一現存する商館のパーツで、扉のアーチ要石だったのではないかと言われています。
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食器類にも強い興味をひかれました。
贈答品を含めた日用ガラス製食器は、装飾と使い勝手の工夫が施され、現代で使用しても全く問題がない技術の高さと、エレガントな造形には感心を超えるものがあります。
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また『ピュータ製食器』は、銀製の食器などが高価だったため、代用品として合金製品が生まれているのですが、現在でもアウトドア食器として十分使い勝手が高そうなところが素敵ですね。
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展示品で一番惹かれたのが、こちらの鍵付きの貴重品入れ。
丁寧にデザインされ表面に、細かい貝殻模様の装飾が散りばめられた芸術品。見とれて展示情報を入手し損ねたので、次回チェックしますが、宝飾品とかを入れたのでしょうか?非常に美しい出来栄えです。

先程も書いたように、2階展示品は撮影禁止なので、現地にてお楽しみ下さい。
まだまだ素晴らしい展示品が揃っています。
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さて、かる〜く鑑賞するつもりがタップリ時間をとって観てしまい、刻々と正午が近づく(^_^;)
そして、全然サイクリングは進んでいません…次回は、もう少しだけ走るよ(笑)

『平戸オランダ商館』観光情報
1639年建造のオランダ商館倉庫を忠実に復元した資料館。
営業時間
8:30~17:30
定休日
毎年6月の第3週 火・水・木
入場料
大人300円、小中高生200円
駐車場
身体障害者用のみ
住所
長崎県平戸市大久保町2477
TEL
0950-26-0636
その他
2階多目的スペース貸出し可能(半日2000円、1日3,000円)

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