【グラベルロード】KONA Roadhouse 実走フィールドレビュー[Review 4]

ラフロード走行【KONA Roadhouse - size 49cm】
前回の『実走レビュー[Review 3]』は、ほぼ平地のターマック(舗装路)とグラベル(砂利道)を走行しましたが、今回はラフな路面を実走したレビューです。普通のロードバイクなら通過しないルートになります。

走行フィールドは、阿蘇外輪山の林道をメインに、ダートロードから、落ち枝が散乱する土の路面など。傾斜は高いところでは10%強くらいです。
標準タイヤ・Schwalbe S-One【KONA Roadhouse - size 49cm】
さて、走り出す前にタイヤ[Schwalbe S-One]の空気圧を変更します。納車の頃の空気圧はだいたい【3bar(推奨値3.5~5.5bar)】。ところが、もう少しエアを落としてもオンロード走行には支障がなさそうなので【2.8bar】くらいの設定で走ります。変更する理由は、タイヤのグリップ面積を広げることと、衝撃吸収の向上を狙っています。

実走

ダートロード
外輪山林道の路面【KONA Roadhouse - size 49cm】
外輪山へ上がっていく林道ルートは、無数の木に覆われているため落ち枝が多く、路面には直径数センチの枝が散乱します。落ち枝には更に枝があり、その部分が折れて多数のトゲになります。この部分を踏み抜くとMTBのタイヤでもパンクしてしまうので、なるべく枝を避けて走行。それでも、路面一面が落ち枝の場合はリスクが少なそうな部分を通過します。こうなってくると、パンクするしないは運しだいです。

この辺りの路面は舗装されておらず、日光が届きにくいこともあって路面は濡れた状態が多い。また、若干マディな箇所も多数あります。そんな路面でもタイヤは意志に反して蛇行することなく進んでくれます。

斜面の登坂
傾斜10%程度の坂【KONA Roadhouse - size 49cm】
10%強の傾斜があるポイントでは、ギアをインナーロー[インナー34t、ロー32t]に落とし、立ち漕ぎを多めに登坂。ときおり湿った葉や枝に乗り上げるとリアタイヤがスリップしそうになりますが、その辺りは重心とペダリングトルクをコントロールすると上手く通過できます。
こういった路面を低速で上がれるのが新しい[Shimano 105]のポイント。このドライブ系のインナーローは、貧脚ライダーには有難いものです。

なだらかな土の路面
土路面のダブルトラック【KONA Roadhouse - size 49cm】
斜度の高いポイントを上がりきると、広めのフラットトラックへ進みます。ちょっと路面はフカフカ気味なのですが、ペダリングに対してもバイクは軽快に進む。こういった路面は起伏の間隔が大きいことから、Reynolds 853フレームも同調したように良いしなりをしてくれます。またエアボリュームのあるタイヤの接地面も増えるのでクッション性は良好。

砂利大きめのグラベルロード
ラフなグラベル(砂利道)【KONA Roadhouse - size 49cm】
ジワジワと標高が上がってくると再びグラベル化していきます。路面の左側は拳より大きく先の尖った石、右側は普通の砂利ですが厚みがあります。

まずは左側からタイヤを載せていきますが、上り坂なのを含め速度は徐行スピード。石の尖った部分にタイヤを載せないようにしていますが、そういった石が散乱しているので結局は踏んでいるようです。多分こういった路面でも、タイヤ構造に組み込まれたプロテクションがパンクのリスクを減らしていると思います。
タイヤのグリップは、石のエッヂにガッチリと掛かるのでペダリングした分は進みます。
拳大のグラベルロード【KONA Roadhouse - size 49cm】
次に道の右側、厚みのある砂利を走行。前後のタイヤを捕られがちになりますが、このルートをMTBで走っても同じ状態なので、ここは仕方がありません。ペダリングに対してロスがあるものの、漕げばノタノタと前進していきます。

砂利道の下りでは、速度が上がるにつれてタイヤの接地感が失われます。しかし、フロントフォークがうまく振動吸収するので緊張感は薄いでしょう。ただ、下りの直進はイージーですが、コーナーだと話は別です。
グラベルロードのコーナー【KONA Roadhouse - size 49cm】
グラベルルートでのコーナーリングですが、さすがに[Schwalbe S-One]はスリック系のタイヤであるため、速度域によってはグリップは期待できません。コーナーの進入はスローインにするか、片足を出してスライドを楽しむのもありでしょう。
適切なスピードによるコーナーリングはほぼ安定しているので、進みたいルートへ視線を向けましょう。

それと、もう一つコーナーリングでの注意点があります。
ボトムブラケット位置がシクロクロスより低いため、ペダルの接触に注意しましょう。コーナーでバイクが十分に起き上がっていないのにペダリングを始めると、足かペダルが路面に接触して危険です。シクロクロスに慣れたユーザーはご注意ください。
タイヤサイドの傷【KONA Roadhouse - size 49cm】
さて、その他のことですが、砂利道ルートをアップダウン含めて走っていると、フレームやホイールへ跳ね石が頻繁に当たります。バイクへの傷が気になるユーザーは覚悟が必要です。もちろん、タイヤのサイドにも傷が入ります。

湿り気のあるオフ路面
湿り気路面の林道【KONA Roadhouse - size 49cm】
次は湿った土の路面。森林の奥深く入ると地面は常に湿り気がある状態。ルートにわたって落ち枝や倒木が腐葉土のようになっててスリッピーな箇所も多い。

道には木の残骸が散乱するポイントもあるので、時にはスタンディング状態でバイクをコントロール必要があります。また、転がる障害物をクリアするために、前後輪を少しアップさせる事もあります。ちなみに、私の体格【約166cm】とバイクのサイズ【size 49cm】が丁度合っているのか、重心を前後させながら抜重するとタイヤが容易に浮きあがります。

Roadhouseは、ライディングポジションが緩やかなジオメトリだから、バイクを左右に振るコントロールがしやすい。また、悪路でもバランスを崩しにくく、障害物を避ける進路変更でも気を遣いません。
ただ、路面の滑り具合によってはペダリング入力のコントロールが必要になります。あと、湿ったコーナーの進入は十分注意しないと、タイヤがグリップを失って転倒しかねません。特に下りのコーナーは要注意です。この辺りはノブ付きのタイヤを装着することでアドバンテージは上がりそうですが過信は禁物。

実走終了とつづき
山の尾根のグラベルロード【KONA Roadhouse - size 49cm】
さて、様々なルートを走り抜け、Roadhouseは山の尾根へ辿り着き空が見えてきました。普通のロードレーサーなら進入を考えもしない路面を走破するバイクは、サイクリングのあり方に新しい風を吹かせてくれるでしょう。

そうそう、タイヤの空気圧を【2.8bar】に落とした件ですが、衝撃吸収の効果が上がった実感はありましたし、今回のルートではリム打ちの心配もありませんでした。また、オンロードのコーナーリング時に変にヨレる支障もなかったので、しばらくフィーリングを確かめながら、この辺り【2.8~3.0bar】の空気圧で走行を続けてみます。

まだお伝えしなければいけない情報(油圧ディスクブレーキ、新型Shimano 105、ホイール等)もあるのですが、長文になってしまったので、申し訳ありませんが次の機会にお書きいたします。

KONA Roadhouse インプレ




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