【グラベルロード】KONA Roadhouse[Review1]

グラベルロード インプレ レビュー[KONA Roadhouse]
待ちわびていたスチールフレームのグラベルロードバイク『Roadhouse(ロードハウス)』が遂に納車されました。

注文は10月2日。そのころの入荷予定は10月頃でしたが、のちに年内入荷予定と変更になったので気長に待っていました。そして11月中旬、組み上がったバイクを本日入手できました。

すぐに乗り回してフィーリングを確かめたいところですが、日没が迫っていることもあって、ある程度フィッティングを済ませることにしました。これで後日、すぐに長距離走行が可能です。フィッティングは小一時間くらいかけて大筋で完了。

フィッティングでは、乗車ポジションを確認するため5km程度実走しました。漕ぎ出だしのペダリングに対して、クロモリ(実際はマンガンモリブデン)フレームらしいジワッとした加速が鉄らしく感じます。でも、ツーリングバイクのようにユッタリしたフィーリングではありません。この辺りは、やはりスポーツバイクなのです。

意外だったのは、乗り心地が予想外に柔らかいこと。フレーム素材に採用されたReynolds(レイノルズ)853は、質量が軽い分あるていどの固さがあるチューブなのですが、少し乗り回した感じでは、振動吸収性は良好でした。しかし、乗り心地に関しては、エアボリュームのあるタイヤや他のパーツ群の相乗効果の可能性が高く、今後ジックリとチェックしていきます。


KONA Wheelhouse

バイクの詳細

今日はフィッティングのときに気付いた点をアップしていきましょう。
グラベルロード インプレ レビュー[KONA Roadhouse]
まず、私が購入したフレームサイズは【49cm】と一番小さいフレーム。よくウェブサイトやカタログには、フレームトライアングルの見た目がカッコいい大きいサイズのバイクが掲載されます。そのかっこよさに惹かれて実際に小さいサイズを注文すると随分と印象が違うことが多いのです。[上記画像のサイズは56cm]
グラベルロード インプレ レビュー[KONA Roadhouse]
このあたりは変更できない身体(約166cm)の問題なので、見た目に関しては期待していませんでした。ところが納車されたバイクを見ると、トップチューブが大きくスローピングすることなく、大きいサイズとイメージがかけ離れず嬉しい誤算でした。

タイヤクリアランス
私がグラベルロードバイクで気になるのが要素の一つがクリアランス。ここに余裕がないと30c以上のタイヤが履けない可能性があります。
グラベルロード インプレ レビュー[KONA Roadhouse]
装着されているタイヤは[Schwalbe S-One RaceGuard 700x30c]。タイヤとフォークの隙間は、高さが15mmプラス、幅は片側が5mmプラス(合計10mmくらい)。高さには十分な余裕があるため、センターノブ付きのタイヤは装着可能です。タイヤ幅は隙間が少ない事から38cが限度かな?といったかんじ。

38cが履ければ結構タイヤ選びできそうですが、実はリア周りがシビアです。
グラベルロード インプレ レビュー[KONA Roadhouse]
なぜなら、リア周りにはフェンダーを装着するブリッジがステイに追加されるため、縦方向のクリアランスが少なくなります。こちらのシートステイブリッジとタイヤの隙間は、高さは8mmプラスくらい。両幅は9mm(合計18mm)くらいありそうです。
グラベルロード インプレ レビュー[KONA Roadhouse]
しかし、もっとシビアなのがチェーンステイ周りで、こちらはブリッジとの隙間は、高さだと5mmくらいしかありません。両幅は9mm(合計18mm)くらいです。

以上の情報をみていくと、幅30c以上のタイヤを選択する場合、リアタイヤを基準に選ばなければならないということです。

ホイール / タイヤ

グラベルロード インプレ レビュー[KONA Roadhouse]
ホイール周りはハブも含めて[Novatech Road 30 Disc Wheelset]。グラベルロード用ホイールとしてはリムハイトが30ミリとリムサイドが高く、巡航スピードの維持に焦点を合わせているのか気になるところです。
グラベルロード インプレ レビュー[KONA Roadhouse]
タイヤは[Schwalbe S-One 30c]。菱形スリットと思っていたら小さくて丸く低いノブが密集したタイプ。舗装路をメインに走行しながら、たまに細かい砂利のダートロードを走ること狙っているのでしょう。
グラベルロード インプレ レビュー[KONA Roadhouse]
グリップの表面形状はスムーズな丸型で、安定性と軽快な倒し込み(リーン)のバランスをとったタイプ。
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エア圧は【3.5〜5.5ber】が推奨値となっています。ちなみに本日のフィッティング時は【3ber】設定で走行。舗装路では特に問題はありませんでした。

その他

あまり情報が上がっていないであろうパーツ類。そのほとんどがKONAオリジナルパーツ。
グラベルロード インプレ レビュー[KONA Roadhouse]
ステムは【サイズ49cm】だと、長さ80ミリでライズ角は6度くらい。私はライズ角をマイナス6度でセット。
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サドルはチタンレールを採用したKONAオリジナル品。サドルの厚みは薄めですが乗り心地が硬いイメージはありませんでした。
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シートポスト上部にあるサドル固定用のヤグラは、前後のボルトでスライドと角度調整をおこなうタイプ。

さて、実車をみて気付いた情報を書いてみました。
次回は、KONA Roadhouse タイヤとホイール[Review 2]。そして、実走によるハンドリングやフィーリングなどの情報を、KONA Roadhouse 実走レビュー[Review 3]にてお届けいたします。

KONA Roadhouseインプレ