実走インプレ[Toughroad SLR 1]

GIANT Toughroad SLR 1 納車レビュー[Review 1]

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遂に[GIANT(ジャイアント)]のアドベンチャーバイク[Toughroad(タフロード)]が手元にやって来ました。

もともと、グラベルロードでも高速で移動できるクロスバイクの登場を待ちわびていました。海外ではそのようなユーザーがある程度存在するため、一部のブランドからフラットバーハンドル・シクロクロスのようなバイクが販売されていました。

しかし、日本でのクロスバイクの位置づけは、スポーツバイク初心者向けか通勤バイクのイメージが強く、ノブ付きタイヤに換装して、フラットなシングルトラックや砂利道を楽しみながら走る方向に発展することはありませんでした。

欧米では、近年グラベルロードの人気に伴いアドベンチャーバイクも活気づいてきました。このジャンルはSURLY(サーリー)やSALSA(サルサ)が得意な分野として以前からラインナップに揃えていたものです。

最近では、グラベルロード流行の余波で大手ブランドが市場投入に動き始めました。
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[Toughroad(タフロード)]は、大まかにジャンル分けするとアドベンチャーバイクの部類に入り、野営するための用具や食料品をパッキングしてバイクに積載することを前提に開発されました。

Toughroad解説

重量、キャリア取外し

リアキャリアを装備[Toughroad SLR1]
納車されたバイクは[Toughroad SLR 1]の【サイズXS】。私の身長は約166センチです。
ドライブ系には、MTB用のSRAM(スラム)2 × 10速を採用し、荷物を載せるため前後に専用キャリアを装備したモデルです。重量は前後キャリアを装着した状態で【約11.9kg(ペダルレス)】。画像では使用しないフロントキャリアを外しています。この状態の重量は【約11.6kg(ペダルレス)】。
リアキャリア最大荷重25kg[Toughroad SLR1]
リアキャリアには、専用に開発されたパニアケース[H2PRO PANNIER]を装着する予定ですが、商品の入荷が来春となるためリアキャリアも外します。アルミ製リアキャリアの最大荷重は【25kg】。
リアキャリア・上部ダボ穴[Toughroad SLR1]
リアキャリアの固定は、シートステイブリッジの裏側に4ミリのヘックスボルトで固定。ネジ穴が裏側であるため、泥などを被る可能性が低い。シートステイ横に見える黒いボタンみたいなものは、キャリアダボ穴で樹脂のカバーが付けられる。これで多様なキャリア取付に対応しています。
リアキャリア・側面ダボ穴[Toughroad SLR1]
キャリア両サイドの固定はリアアクスルの斜め上〔すぐそばにフェンダー用ダボ穴有り〕。これら3箇所のネジを外せばリアキャリアは簡単に取外し可能。
リアキャリア・取付ボルト装着[Toughroad SLR1]
外したボルトは、ネジ穴への異物混入を防止するため元の部分にボルトだけで締めます。キャリアステーを挟まなくてもボルトとフレームに隙間が空くことはありませんでした。
リアキャリア重量[Toughroad SLR1]
取り外したキャリアの重量を実測。リアキャリアは【776g(ボルト含まず)】。
フロントキャリア重量[Toughroad SLR1]
フロントキャリアは左右と取付ボルトを含めて【314g】。前後キャリアの総重量は【約1100g】ということになります。
前後キャリアを外した状態[Toughroad SLR1]
簡単なキャリアの取外しで、29インチホイールMTBのようにスマートになった[Toughroad SLR 1]。この状態の重量は【約10.8kg(ペダルレス)】。

コンポーネント、パーツ情報

GIANT CONNECT XC RISER 31.8 640mm[Toughroad SLR 1]
29er MTBのようになったバイクのハンドルバーは[GIANT CONNECT XC RISER 31.8 640mm]。29er MTBに多く採用されるハンドル幅(700ミリくらい)よりは短く、クロスバイク用(580ミリくらい)と比べると長い。スイープは上と後ろ方向に大きめに入っている。
GIANT CONNECT 31.8 70mm[Toughroad SLR 1]
ステムの長さは【70ミリ】、ライズ角は【8度】くらい。画像ではハンドルを低くするため、ステムをひっくり返して一番下の部分へ装着。
Advanced-Grade Composite[Toughroad SLR 1]
フロントフォークは、大径テーパードのカーボン製[Advanced-Grade Composite]。フォークの側面にはフロントキャリア取付け用のダボ穴が2カ所。アクスルはクイックリリース。画像ではダボ穴をボルトで塞ぎ忘れています。ブレーキは油圧ディスクブレーキ[SHIMANO M395]で、ローター径は【160ミリ】。
ダウンチューブフロントフェンダー[Toughroad SLR 1]
Toughroadの特徴として挙げられるモノのひとつが[ダウンチューブフロントフェンダー]。はね石からフレームチューブを守り、フェンダーの裏にはケーブル類を通しています。しかし、日本の路面状態を考えると必要性は高くないでしょう。そんなユーザーのために、フェンダーを外してもケーブルを保持できるような専用部品も付属しています。
GIANT CONTACT FORWARD[Toughroad SLR 1]
サドルは[GIANT CONTACT FORWARD]。サドル上面の面積はコンパクトに見える。長さと幅は【約260ミリ、135ミリ】。両サイドはケブラー素材に覆われており耐久性を上げています。サドルの厚みは普通くらいで、クッション感はビギナー向けの柔らさはなく適度に締まったかんじ。
GIANT D-FUSE Composite [Toughroad SLR 1]
シートポストはカーボン製の[GIANT D-FUSE Composite 352mm]。GIANT独自規格D-FUSEによって断面がカマボコ形状。そのため、通常の円柱ポストは使えません。

シートポストの前部分には数値入りの目盛りがあるため細かい調整がしやすい。

ドライブ系

クランクチェーリング・SRAM S1000 28/42T[Toughroad SLR 1]
ドライブ系はフロントが[SRAM S1000 28/42T]ダブルチェーリングで、クランク長は【170mm (サイズXS、S)】。低価格帯のクランクですが、アルミ素材全体に細かいサンドブラストのような表面処理がされており好感が持てます。
ディレイラー・SRAM GXとカセットコグ・SRAM PG1020 10S 11-36T[Toughroad SLR 1]
リアドライブ系は、ディレイラー[SRAM GX]とカセットコグ[SRAM PG1020 10S 11-36T]でワイドレンジを実現。リアアクスルはクイックリリース。また、チェーンステイには、フレームデザインと合わせたガードが付けられています。
リアディスクブレーキマウント[Toughroad SLR 1]
リアの反対側にはディスクブレーキとキャリパーとマウント。強力な制動力でもマウントやステイを歪ませない設置箇所と構造。
リム・GIANT S-X2 32H[Toughroad SLR 1]
ホイール周りでは、リムが[GIANT S-X2 32H]で、リムハイトは【約23ミリ】と少しだけ高めの設定。タイヤは[MAXXIS MAXLITE SPEED 29×2.0]。
タイヤ・MAXXIS MAXLITE SPEED 29x2.0[Toughroad SLR 1]
タイヤノブは低めでトレッドパターンがそこそこ密集しているため、ターマック(舗装路)とグラベル(砂利道)でのバランスも良さそうです。タイヤの推奨空気圧は【2.5~4.5ber】。
リアのタイヤクリアランス[Toughroad SLR 1]
ちなみにタイヤクリアランスは、2インチのタイヤを装着した状態でも幅の余裕は少しあります。ただ、バイクのコンセプトを考えると、これ以上太いタイヤを履くメリットは少ない気がします。個人的には700×40Cのタイヤを入れて走りの変化を確認してみたい。
実走インプレ[Toughroad SLR 1]
ここまで、おおまかにToughroadの構成を紹介しました。さて、次回は「実走インプレ[Review 2]」について書いていこうと思います。

2016 GIANT Toughroad インプレ




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