cannondale(キャノンデール)のMTBと言えば、前輪のホイールを左側1本のフォークで支える『Lefty(レフティ)』が代名詞ですね。
このLeftyフォークを搭載したXC(クロスカントリー)モデル、『Flash』の後継機『F-Si』が早くも6月に発表。
2015年モデルは、もしかしたら27.5インチホイールのFlashが登場するのか?と勝手に期待していたのですが、World Cupを含むレースシーンにプロトが登場してない状況で、いきなり登場する事は無いのですよね(>_<)
そんなことなので、F-Siには29インチホイールがバッチリと採用されているわけです。
F-Siは、先代のFlashから大きく仕様を変更させてフルモデルチェンジを果たしています。
興味深いのが、フレームのヘッドアングルを69.5°という寝かせ気味の設定にした事。
29インチホイールのMTBは、大きいホイールの特性上、バイクの倒し込みがしにくく、タイトターンでのハンドリングが鈍い傾向にあります。
ここでヘッドアングルを起こして倒し込みを軽快にする方法もあるのでしょうが、テクニカルな下りのセクションでは、それがデメリットとなって、ステアリングを巻き込む転倒をするリスクがあるわけです。
F-Siは、寝かしたヘッドアングルで軽快さを失わせないために、フロントアクスルのオフセットを55ミリ移動。それに組み合わせてリアバックを短くする事で、ハンドリングを軽快にしています。
他にも変更点はあるのですが、この『55mmオフセット、69.5°ヘッドアングルのレフティ』が一番興味をそそられています。
近いうちに、このF-Siに試乗できるかもしれないので、安定性と軽快性を合わせ持った29erバイクを楽しんでみます。

cannondale F-Si 2015モデルに早くも乗っちゃう?
- cannondale F-Si CARBON TEAM 試乗【後編:XCコース走行】
- cannondale F-Si CARBON TEAM 試乗【中編:フレームサイズ選択】
- cannondale F-Si CARBON TEAM【前編:山本和弘氏専用バイクでの気付き】
- 2015 cannondale F-Si CARBON TEAM 重量(実測値)