cannondale(キャノンデール)のXC(クロスカントリー)バイクのフラグシップ『F-Si CARBON TEAM』をXCコースで乗ることができました。そのリポート【前編】です。
先日の4月18日。熊本県御船町・吉無田高原緑の村で開催された自転車イベント『吉無田マウンテンバイクフェスタ』で、キャノンデールのカーボンモデルの試乗ができる機会がありましたので、早速乗せて頂くことにしました。
イベント会場には、今春までキャノンデール・ジャパンの契約ライダーだった山本和弘氏(以降は愛称のKAZUさん)もキャノンデールバイクの普及とライディング講師のために来場。彼のレース仕様バイクにも同時に乗る機会がもらえました。
まず、KAZUさんのバイクに乗って気付いたのが、フロントサスペンションの軟らかさ。エア圧設定が高くないのです。ハンドルに加重をグッとかけると、そのままスッと沈んでいく感触に驚きました。
この設定に対して質問すると「積極的にショックを吸収する設定にしている」との回答。ワールドカップ等の荒れたコースでは常に衝撃が大きいので、弱い衝撃は切捨てて中くらいの衝撃を優先して吸収させる設定だと思っていたので予想外な情報。また、柔らかめの設定のかわりにロックアウト機能を積極的に使用するとも言われました。
この辺りはロックアウトリモート付きのサスペンションで、今回の設定を試してみようと思います。
次に気付いたのがブレーキレバーの取付け角度。
私はスタンディングに近い状態でもブレーキが引きやすいように、ブレーキレバーの角度が深い下向き気味の設定なのですが、KAZUさん仕様のF-Siでは水平から30度くらいの浅い設定。
この設定の質問には、「平地ではほとんど強いブレーキをかける事はないが、下りで強いブレーキが必要なばあいは腰を引いているので、ブレーキレバーを引きやすいように浅い角度の設定になっている」との回答でした。
先程のサスのセッティングを含めて、XCレーサーで試してみたい設定です。
あと、KAZUさんバイクのハンドルバーの高さは、とくに低い設定でもなく、一般ユーザーの私でも全く無理のない楽なポジションでした。
フレームサイズの選択とコースをふくめて実走した感想は【中編、後編】に書かせていただきます。